バイパス開錠

「バイパス開錠」とも言われています。空き巣の手口には、ピッキング、サムターン回し、カム送り開錠などがあります。4社とも「カム送り開錠」への対策済みへのモデルチェンジを終えましたが、これまでに900万個が販売されているそうです。

カム送り開錠というのは、特殊な工具を使って、錠シリンダーを迂回し、直接錠ケースに働きかけ、デッドボルトを作動させて開錠する手口のことです。この隙間から空き巣は特殊工具を差込み、「ケース」という内側の箱型の装置の「カム」と呼ばれる部分に直接働きかけ、回転させるからです。それらの錠の特徴は、鍵穴を覆うカバーを動かすと、ドアとの間に隙間ができるタイプのものです。

ピッキング、サムターン回しと説明してきましたが、今回はカム送り開錠についての説明です。この「カム送り開錠」も、「サムターン回し」と同じように、ドアに傷がつきにくいので、被害者が空き巣の侵入に気づかず、被害の発見が遅れるという事態がおきます。約3年前に「ピッキング」がクローズアップされたことで、ピッキングに強いシリンダー錠が開発され、出回るようになって、出てきた新しい手口が「サムターン回し」と「カム送り開錠」です。

国内4社の計15種類の錠がこの「カム送り開錠」で開錠できると発表されています。気づいても鍵の閉め忘れだと勘違いしてしまうこともあるというくらい巧妙な手口です。その対応型番は、警視庁のホームページで確認できます。

今回、サムターン回しについて説明したいと思います。開錠に5秒とかからない空き巣もいるとのことです。空き巣の手口はピッキング、サムターン回し、カム送り開錠などがあります。それを外側から、特殊工具を入れて、回して開錠することをサムターン回しといいます。

最近では、サムターン回しで開錠し、部屋を荒らすことなく金品を盗み、その後、サムターンを逆に回して(逆サムターン回し)施錠し、逃走するという手口も増えています。ピッキングに強いシリンダー錠などを備えつけていても、まったく効果のない手口で、関東を中心に2002年ごろから、被害が広がっていますが、関西でも被害が急増しています。ドアについている新聞受けや、覗き小窓を破壊して、そこから手を入れてサムターンを回すという手口もあります。手動ドリルでドアノブの横に穴を開け、そこから工具を入れ、サムターンを回す手口もあります。

サムターンというのは、ドアを閉めて内側からロックするときに回す、取っ手の近くにあるつまみのことです。サムが「親指」、ターンは「回す」という意味で、サムでターンする錠ということです。その場合、被害者が被害に気づかないままのこともあるとのことです。

空き巣は、ドアスコープを壊し、そこから針金などの工具を差込み、手探りでサムターンを回して開錠してしまいます。ドアとドア枠のほんの数ミリの隙間からサムターンを回してしまう、手慣れた空き巣もいると言います。ドアに傷もついていないため、鍵をかけ忘れたと思う被害者もいるくらい巧妙です。